悪性リンパ腫治療~抗ガン剤や新薬などの効果・副作用~

小児に効果的な悪性リンパ腫治療
-負担をかけない治療-

VEPA治療+ABVD治療で使用する薬

小児ガンに関わらず、がん治療には化学療法が有効的な治療のひとつとなっています。抗がん剤を導入した治療となりますが、体質によっては副作用が発生することもあります。症状の程度も個人差によって変わります。抗がん剤の適応方法や副作用を理解しましょう。

VEPA治療

VEPA治療

ABVD治療

ABVD治療

~悪性リンパ腫治療における副作用のリスクヘッジ~

抗がん剤治療は副作用がセットとなるイメージがありますが、これまでと違い現在では副作用を抑える薬もだいぶ増えてきました。子どもは大人に比べて体は小さいですが、体調の回復は早いとされています。抗がん剤の副作用は個人によって症状が変わってきますし、自覚症状がないときもあります。そのため、薬や副作用についての情報をなるべく多く集めることが大切です。あらかじめ可能性のある副作用を知ることで、対策をたてることができますし、早急に対処することができるでしょう。適切な処置をすることで、症状が重くなるのを防ぐことが可能です。

副作用のリスクが少ない「分子標的薬」に注目
-負担をかけない治療-

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従来の抗がん剤と分子標的薬って何が違うの?

医者アバター

これまでの抗がん剤はがんに侵された細胞だけではなく、正常な細胞にも作用するものとなっていました。吐き気や嘔吐などの副作用が起こるリスクも高い傾向にありました。それに比べ、がん細胞にだけにフォーカスして作用するものが分子標的薬となります。体へかかる負担を軽減できますし、なにより副作用が起こる確率を低下させることができます。ですが、必ずしも健康な細胞に影響がないわけではありません。分子標的薬の中には、副作用があることが報告されています。ただし、標的になる分子は事前に確認できるので、効果があるのか投与前に把握できる場合があります。

悪性リンパ腫に有効的な分子標的薬

医薬品
ブリツモマブチウキセタン【セヴァリン】(分子標的薬)

2008年1月に承認されたものになります。がん細胞であるCD20を攻撃し、増殖や死滅させる働きをしてくれます。NHLの治療に有効とされています。副作用としては、嘔吐や脱毛などが起こることはほとんどありませんが、白血球や血小板の減少などが挙げられます。副作用の発生が遅い特徴がありますが、外来で治療することが可能です。

フルダラビン【フルダラ錠】(代謝拮抗剤)

2007年から錠剤タイプがHLの治療薬として認承されました。悪性リンパ腫の治療を行なった後に再発した場合は、さらに強い薬を使用することがこれまでは一般的な方法でした。体に負担がかかるだけではなく、強い副作用が発生する現状でした。フルダラビンは白血球が減少する副作用がみられますが、体にかかる負担も少ないのでCHOP療法より比較的楽に治療ができるとされています。

注目!これが悪性リンパ腫最新治療法と治療薬 

イデラリシブ
最新治療法と治療薬

2014年7月23日に、アメリカの政府機関である米国食品医薬品局(FDA)によって承認された薬です。3種類の血液悪性腫瘍治療薬として活用されています。慢性リンパ性白血病や濾胞B細胞性非ホジキンリンパ腫、小リンパ腫などが再発した患者さんの治療に使用されています。全身性の治療を受けた患者さんが対象となりますが、その中でも2回以上治療を受けた人への使用が目的となっています。

アドセトリス
最新治療法と治療薬

2012年に欧州委員会であるECより、販売許可が条件付きで取得された治療薬となります。再発・難聴性のCD30陽性ホジキンリンパ腫、再発・難聴性のCD30陽性全身性末分化大細胞リンパ腫が対象となっており、既に自家造血幹細胞を移殖した患者さんや、自家造血幹細胞移殖や複数の薬剤を併用した化学療法が適応できなかった、2回以上の治療を受けた患者さんに限定されています。

自己造血幹細胞移植
最新治療法と治療薬

悪性リンパ腫の治療は、化学療法や放射線療法が主流となっています。これらの治療に取り組んでも効果が出なかったときや、治療が完了したにもかかわらず再発した場合に、自己造血幹細胞移殖が適用されることがあります。血液が生産できる造血幹細胞の働きに注目した治療です。骨髄の中に存在している細胞ですが、1個でもあれば増殖させることができます。治療は、自分の造血幹細胞を移殖するものと、提供できるドナーを探す2つの方法があります。